第5回 瀬名奪還作戦
- 放送日
- 2023年2月5日(日)
- 18:00 – 18:45 BSP BS4K
- 20:00 – 20:45
- 再放送
- 2023年2月11日(土)13:05 – 13:50
- 放送局
- NHK 総合|BSプレミアム|BS4K
- あらすじ
今川を滅ぼすと信長(岡田准一)に約束した元康(松本潤)は、その前に、駿府に捕らえられている瀬名(有村架純)を取り戻そうと決意。家臣たちの反対を押し切り、イカサマ師と呼ばれ嫌われている本多正信(松山ケンイチ)の妙案に望みを託す。正信は、伊賀忍者の服部一党を使い奪還作戦を立てるが、頭領の服部半蔵(山田孝之)は過去の失敗ですっかり自信を失っていた。駿府に潜入した正信と半蔵は無事、瀬名を取り戻せるのか!?
大河ドラマ「どうする家康」-NHK
超ざっくり用語集
大河ドラマ初心者の運営人が予習中につまづいた語句+αを物語に沿って載せていきます。間違っていたら教えて欲しいぐらいの、「何となくこんな感じかな~?」レベルの“超”ざっくり用語集です。放送未視聴でネタバレ回避されている方は閲覧ご注意ください。
シーン1:ナレーション
いまだ混乱の続く今川領にも安寧をもたらすため
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語安寧
- 意
世の中の秩序が保たれ、平和で安らかなこと。
シーン2:想いは殿と同じ
忠次 「氏真が我らとの談判に一切応じぬ上では手の打ちようが……」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語談判
- 意
物事の決着をつけるために、互いに話し合うこと。かけあい。交渉。
忠吉 「ああ もう わっぱの頃から もう… 悪だくみばっかり考えとる…!」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語わっぱ(=童)
- 意
子どもをののしっていう言葉。
シーン3:嫌われ者の登場
親吉 「銭をぶったくるつもりじゃ!」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語ぶったくる
- 意
強引に奪い取る。ひったくる。
正信 「子細は殿お一人にのみ お話し 殿じきじきの お下知で働きとう存じまする」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語子細
- 意
物事の細かい事情。
元忠 「お主のような者が殿の側役になれるわけなかろうが!」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語側役
- 意
主君のそば近くに仕える役。また、その人。
平八郎 「これは騙りじゃ ゆすり ぶったくりじゃ」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語騙り
- 意
騙して金品を奪い取ること。また、それを行う人。
シーン4:服部党とは
数正 「息子が その名を継いで形ばかりの禄をはんでおりますが 今や百姓同様」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語禄を食む
- 意
給料をもらって生計を立てること。
シーン5:貧しい暮らし
正信 「あぜ豆なんぞ もう いくらも落ちていまい」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語あぜ豆
- 意
田んぼのあぜ道に植えられていた枝豆(未成熟な大豆)のこと。
シーン6:説得
正信 「首尾よく やり遂げれば 父上の汚名もそそげよう」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語首尾よく
- 意
都合よく。 うまいぐあいに。
シーン7:作戦
正信 「夜陰に紛れて駿河の浜から舟にお乗せしてしまえば こちらのもの」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語夜陰
- 意
深夜。夜更け方。
シーン8:気高き母
巴 「口惜しい…」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語口惜しい
- 意
悔しい。
シーン9:鵜殿兄弟
巴 「兄弟 力を合わせ 今川家の御為に命を懸けまする!」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語御為
- 意
~のために、利益となるようにすること。
シーン10:作戦決行は真夜中に
瀬名 「明日の丑の刻」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語丑の刻
- 意
午前1時~午前3時
瀬名 「関口家もろとも出奔いたすのです」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語出奔
- 意
逃げ去って行方をくらますこと。
シーン11:戦ばかりしているわけじゃない
元康 「一つ 軍勢甲乙人等 乱暴狼藉の事…」
大河ドラマ「どうする家康」第5回より
- 語軍勢甲乙人等 乱暴狼藉の事
- 意
禁制(禁札、制札ともいう)という禁止事項を書いた通知文書によく出てくる事項の一つ。禁制は戦禍から免れようとする寺社や村からの要請に基づいて大名や国人などが発給するのが一般的で、発給には代価が必要だったが自分たちの安全のために人々は制札銭を支払ってでも禁制を求めた。以下の禁制では【①自軍の兵士またいずれの者の乱暴狼藉1②竹木の伐採③陣取りにおける放火】についてを禁じていて、もし違反する者がいれば速やかに罪科に処すとしている。
禁制 太平寺
一 軍勢甲乙人等濫妨狼籍事
一 伐取竹木事
一 寺内陣取事付放火事
右條々堅令停止訖。若於違犯之輩早速可處罪科者也。仍如件
永祿七年甲子
五月 日
松平藏人家康 御判
以上、第5回の超ざっくり用語集でした。今回は「家臣団の嫌われ者・本多正信」&「忍者の代表・服部半蔵」が初登場にして瀬名(を含む関口家)を奪還するため奮闘する回でしたね。毎話ごと少しずつ成長している殿の言葉「命懸けで働いておる者を笑うな!」は生きる時代が違っていても、忘れてはいけない大切なことだと思いました。この一喝シーンに平八郎がいたら再び殿に落ちていたでしょう。運営人的には、「戦は田植えが始まる前に」という忠次の言葉や、妻子や妻子を助け出そうとする正信&半蔵を心配しながらも、戦以外の仕事もこなさねばならない殿のシーンが、戦国の世といえども戦ばかりしていたわけじゃないんだよなあ、と改めて思うと同時に新鮮でした。